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No,1155 新築マンションの遮音性のつづき3
騒音問題 投稿者:相談者No,1325

あおのり様、Shuさん、Makoさん、皆大変ですよね。
建築会社側の意見は、私が音に敏感すぎる、と言いたいようですが、一部無視できないひどい音がしたことも有り、他ではしない音がしていること自体については認めた上で、それが我慢できる範囲かどうかについての測定をする、という方向で話を持っていかれています。
私としては他の部屋で全く音がしない、という事実が有るのに、余所の生活音に悩まされるのが嫌で買った最上階の部屋で、何故階下や隣りの物音に基本的生活を妨げられなければならないのか?との思いなのですが、造りが違うから、等と逃げられてしまいました。
そういうものなのでしょうか?
マンションとは同じ品質を要求できないものなのですか?購入前にそんな説明は全くなく、それどころか音などしない、と言われていましたのに。
購入価格だってそんな音はしない前提で設定されたと思います。
私は総会時にアンケートをとり、隣りの音がするかどうか尋ねましたが、最上階を含めどこも隣りの音はしない、と答えています。
会社側は「しているのだが、皆気にならないだけの違いだ」と言いたいようです。本当にそうなのでしょうか?
何にしても音の測定後と言うことになるのでしょうが、私の持っている側路伝播音の論文のコピーが欲しいと言われて渡していいものか迷っています。測定時に不利になるように作為的に動かれたらどうしようか?と。
Shuさん、私の測定時にお宅で使用したようなバング/タッピングマシンを使用するかどうかは疑問ですが、測定は色々な重さでやる以外、何の違いでやったのでしょう。論文は例の「建築技術」のP150〜の遮音設計に関するものなのですが、私にはHzやdBの相関関係がよく理解できませんし、インピーダンスレベル値等訳が分かりません。私にはただ我が家が、条件と言い、造りと言い側路伝播音で取り上げられた典型的なタイプに思えると言うだけです。どうしたものでしょうか?

Re: 騒音問題 投稿者:あおのり

相談者さん、あおのりです。
私は建築の専門家ではないので頼りにはなりませんが、同じ状況に身をおく人間として書き込みをさせていただきます。
最上階の角部屋だけで音がするというのは、本当に不思議ですね。
他の住戸で音がしていても、生活時間帯がずれているとか、子供のいる家庭で、自分自身が騒音源になっているという負い目から、あまり言えないということは考えられませんか。
本当に、EMIKOさんの家だけでしたら、パイプスペースやコンクリートスラブのチェックはしても損はないと思います。
我が家は、明日、2年瑕疵担保期間の工事が行なわれるので、その際に、施工会社の担当者に再度、音のチェックをしてもらうつもりです。
まずは異常な音がしているという事実を施工会社に認めさせ、原因を明らかにしたいというのが当事者の思いですよね。
施工会社の人間は、「それ(側路伝播音)がわかってどうするんですか」などと言っていますが、正直、先立つものもありませんので、自分のできることには限界があると思います。しかし、設計図どおりに建てても、こういう事態が起こり得るのだという事実を彼らに認識させないことには、このような建物が今後も増え続けることになります。
私は、このネットの書き込みを読んで、自分だけのためを考えているのではとてもできないことがあると感じています。
また、明日の報告をします。
頑張ってください。

Re: 騒音問題 投稿者:

相談者さん 寅です。
測定法について説明します。ごちゃごちゃになっているようですので知識を整理しましょう。隣の部屋や上下の部屋の間で、テレビなどの「音声」がどの程度透過してしまうかを測定する場合は、スピーカーから周波数ごとの音を出して、スピーカーのある部屋と相手側の部屋の両方の音の大きさを騒音計で測って、その差(隣戸間音圧レベル差といいます)を求めます。差が大きい方が性能が良いのです。側路伝搬があると差が小さくなってしまいます。側路伝搬は隣戸間音圧レベル差の評価に含まれます。
タッピングマシーンは、スプーンなどの軽くて硬いものを床に落とした時に発生する音(軽量床衝撃音)を代表する標準衝撃源です。金槌のようなものを5センチ位の高さから落として衝撃音を発生させる装置です。この装置で音を出して、下の住戸で音を測定します。バングマシーンは、子供の飛び跳ねや走り回る音(重量床衝撃音)を代表する標準衝撃源で、軽自動車のタイヤを85センチの高さから自由落下させて衝撃音を発生さます。上に住戸があって、この住戸の床衝撃音が問題なら床衝撃音の測定が必要になりますが、EMIKOさん家の上には住戸がありませんから、この測定は不要です。
SHUさんの場合は、床衝撃音が問題になっていますから、タッピングマシーンやバングマシーンを使いましたが、EMIKOさんの場合は隣戸間音圧レベル差を測る必要がありますから、使うのはスピーカーです。
エキスパンション・ジョイントから音が出ているかどうかは、エキスパンション・ジョイントの近傍のコンクリートに、騒音計に取り付けたピックアップを設置し、振動を長時間記録するという方法が通常の追跡方法だと思います。
目的によって測定の仕方も、評価の方法も異なります。頭に入れてください。

Re: 騒音問題 投稿者:SHU

>相談者さん,大変ですね(お互い。。。)お疲れさまです。

測定方法については,寅さんが詳しく解説してくださって,僕も頭が整理できました。あと,蛇足かもしれませんが,簡単にいえば,「dB」とは音の大きさ(音圧)の単位で,「Hz」とは周波数すなわち音の高さです。人間の耳が聴き取れるのは,20Hz(低音)から20000Hz(高音)です。「床衝撃音」については,下は63Hz,上は4000Hzまでを1オクターブごとに区切って,測定しました。EMIKOさんの場合には,「空間音圧レベル差」の測定ですから,下は125Hzからになると思います。しかし,もしも特に低音が気になる,というような場合には,63Hzやその1オクターブ下の31.5Hzも測定してくれ,と希望してもいいかもしれません。

それから,もし相談者さんが,素人なりに,少しでも自分の状況を理解して納得するために,理論武装をしておきたいというお気持ちなら,下記の専門書もお手元に置いておくといいかもしれません。
 日本建築学会編『建築物の遮音性能規準と設計指針[第二版]』技報堂出版,465頁,3800円。
通称「赤本」と呼ばれているそうですが,どっちかというと朱色のカバーの,分厚い本です。「事務所」とか「学校」とか,われわれには関係のないことも総て出ていますが,最後の方に,測定方法についても図解入りで詳しく書かれています。僕も,インピーダンス法の数式の意味などはまるっきりわかりませんが,それは飛ばして,残りの部分は『建築技術』より,すべてがきちんと解説されている分,案外わかりやすいと思いました。高い本なので,買うときに迷いましたが,この問題の基本書でもあり,「えーい,この程度のコストで現状打開に役立つなら」と思って買いました。一応,お知らせしておきます。

それで,僕の場合,床衝撃音レベルの測定に関するJISの規格書を前もってもらい,当日も説明を受けた上で,基本的には規格に則ってやりました。ただし規格に載っていなくても,実際に上階で人が歩き回ったり,メゾネットの階段を昇降したり,サッシの窓を開閉したり,という音も,参考として測定してもらいました。EMIKOさんも,規格に沿った測定はそれとしてきちんとやってもらった上で,それにプラスして,なるべく普段の状況に近いような形での色々な測定もしてもらうよう,あらかじめ具体的に頼んでおくといいのではないでしょうか。

それにしても,女だからとナメてくるような奴らには,本当に腹が立ちますね! でも言いくるめられてはいけません。売り主の重要事項説明書や,パンフレットやHPで,何か遮音等級について,具体的に「〜等級を目標に設計」云々と書いてある書類はないですか? あるいは,「高い遮音性で快適な環境」みたいなキャッチコピーでも,何か追究の手がかりになるような証拠はないですか? 上記文献の26〜29頁には,客観的な遮音性能と,それが普通の人にとってどれくらいの環境か,という対応についての建築学会規準が書かれています(『建築技術』にも簡単な図解はあったかも)。それがあったからすぐにどう,ということはないでしょうが,多少なりともこちらの優位性を増せるような手がかりがあればいいなと思うのですが。

おっと,長くなってしまいました。僕も,裁判は避けたいと思いつつ,今後の推移によっては,第三者による測定のやり直しや,相手方の実名をHP公開など,腰を据えてやっていこうと思っています。合理的な価格での買い取りになるといいですね。それではまた。

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