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重量鉄骨のゆれ
重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者No,3608

はじめまして。店舗兼住宅の建物を重量鉄骨で建てました。14.6m×8.3mに300×300×16の鉄骨が6本の柱で、外枠に450×200×9×14、内側の梁が450×200×9×14で5本、さらにその内側で200×100×5.5×8で3本ずつです。2階部分は8.3m×6.9mで半分ぐらいの大きさのものが端によって乗っている感じです。しかし、この建物は2階にいると大型自動車が側の道路を通ると揺れを感じますし、天井との間のつっぱり棒などは定期的にチェックしないと必ずはずれてしまいます。何ヶ所かのドアが開きにくくなり、建具屋さんに
直してもらいましたが、1つのドアについて1回だけではないです。クロスのひびも数ヶ所あります。これらは全部1階部分です。設計士は仕方がないと言いましたがこんなものなのでしょうか。納得できません。回答お願いします。

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:ヒロ

こんばんわです

 この事例の場合、建物の基礎に問題がある可能性があります。基礎杭と基礎の梁の
ディテールをもう少し詳しく知りたいです。ちなみに杭が長さ45mx6本とありますが
これが既製コンクリート杭としたらかなり不安定な設計です。建物規模からして現場
打ちコンクリート杭ではないでしょうし・・・。あと杭の長さが妙に長いですが、
そんなに地盤の悪いところなのでしょうか?
 鉄骨の建物は重量/軽量問わず揺れの問題を宿命的に抱えているものですが、
何でもかんでもそのせいにしてしまう設計士がいるのは問題です。

 それでわ

Re: 重量鉄骨のゆれ(補足) 投稿者:相談者

基礎伏図は漢字の「日」のようで、それぞれの交点6ヶ所について、杭種PHC 杭径450 杭長48mを2本ずつ
工法 セメントミルク埋設杭 支持力(長期) Ral=40t/本 とあります。あと、どんなデータが必要でしょうか?

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:ヒロ

 こんばんわです

 どんな情報が必要か書いてませんでした・・・すいません。
とりあえず現状でわかる範囲でお答えします。

>基礎伏図は漢字の「日」のようで、それぞれの交点6ヶ所について、杭種PHC 杭径450 
>杭長48mを2本ずつ工法 セメントミルク埋設杭 支持力(長期) Ral=40t/本 
>とあります。あと、どんなデータが必要でしょうか?

 杭の設計については問題なさそうです。柱の下に2本ずつPHC杭を打つのもセオリー通りです。
あと、考えられるのは基礎コンクリート梁(日の字になっているやつ)の断面寸法です。杭基礎の
場合、杭の支える重量を少しでも軽くするためになるべく断面寸法を小さめにするのですがセオリー
ですが、やりすぎると剛性が不足して揺れやすい建物になってしまいます。
 上記の点が問題ない場合、ほかに考えられる原因としては、
・地盤そのものが極端に軟弱
・鉄骨の柱脚部の施工不良
・鉄骨の柱梁接合部溶接の不良(まれにですが欠陥としてでます)
があげられます。

 あとほしい情報として、
・建物の階数(2階建て?)
・基礎梁の断面寸法
・2階床と屋根の仕様(デッキプレート+コンクリートの合成スラブ or ALCパネルなど)
・外壁の仕様(サイディング or ALC or カーテンウォール、タイル貼りの有無など)
・溶接部分の超音波探傷試験の結果の有無
・柱脚の仕様(組立 or 既製品)
・地盤調査結果(ボーリング調査をやっているはず)
 これらの情報は、超音波探傷試験以外は役所に出す建築確認申請の複本に記載されているはずです。
超音波探傷試験は建物の完了検査を受けるさいに必要なはずですので必ずあります。

 それでわ

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者

とりあえず解る範囲から、 1.建物は現在は半分が2階、今年中に総2階、将来は3階まで増築予定
             2.2本杭の上に240×140のコンクリート、それと一体化した80×80×90の               コンクリートから30×30の鉄骨が立ち上がってます
             3.1階の屋根をコンクリートスラブにしてその上に半分の大きさの2階がのっている感               じです。2階の屋根もコンクリートスラブです
             4.外壁はALC
             5.15.45mまで軟らかいシルト(ここまでで調査打ち切り)
 こんなところです。柱脚の仕様というのがよくわかりません。よろしくお願いします。

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者

改行ミスから、たいへん見にくくなってしまいました。すみません。

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者

追加:日の字の部分は600×750です。あと読み返したら、3701のデータだけ単位がミリでなくセンチになっていますね。これも訂正お願いします。

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者

あともうひとつ、最初にも書きましたが、クロスのひびなども関係あるのでしょうか。ドアの上部と天井の間にドアの右側は上から下へ向かって30センチのひび、上が一番太く3ミリぐらいでだんだん細くなります。左側は逆にドア枠の部分が一番太く上に向かって細くなっております。このひびについても、考察よろしくお願いします。

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:ヒロ

こんばんわです

 お返事が遅くなってしまってすいません。

>1.建物は現在は半分が2階、今年中に総2階、将来は3階まで増築予定
>2.2本杭の上に240×140のコンクリート、それと一体化した80×80×90の             >  コンクリートから30×30の鉄骨が立ち上がってます
           *単位:cm
>3.1階の屋根をコンクリートスラブにしてその上に半分の大きさの2階がのっている感             >  じです。2階の屋根もコンクリートスラブです
>4.外壁はALC
>追加:日の字の部分は600×750です。
*単位:mm
 基礎の基本設計は、適正範囲というか手堅い設計がなされているようです。建物仕様のが
比較的重いようですが、3階建てに増築する想定で設計されているようですのであまり揺れる
という事は考えにくいです。

 問題があるとすれば、あとは溶接不良ぐらいしか思いつかないです。

>柱脚の仕様というのがよくわかりません。
柱の基部−基礎との接合部は、大きく分けて鋳鉄製の既製品を用いる場合と鉄骨の加工工場で
溶接して組み立てる場合との2つに大別できます。後者の場合、工場及び現場の練度によって
品質に差がでやすいので確認したいと思いお尋ねしました。


あと、気になるのは

No.3622 >杭種PHC 杭径450 杭長48m
No.3701 >15.45mまで軟らかいシルト(ここまでで調査打ち切り)
                       *地盤調査結果
 杭長より調査深さがずいぶん浅いようですが、どちらかが誤植でしょうか?
普通こんな事は無いはずなので。

 それでわ失礼します

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者

ヒロさん、いろいろとありがとうございます。ところで、溶接不良の可能性があるとなると、そのことはどのようにして確かめたらよいのでしょうか。あと、地盤調査の件ですが、500mほど離れたところに中学校があり、周辺地図の地質データと合わせ、その中学校を建てた時の地質データをもとに(もうこれ以上掘っても変わらないということで)このような基礎の設計になったと聞いていますが。

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:ヒロ

 こんばんわです

 溶接の検査については、一般的には鉄骨の加工工場で超音波探傷検査(超音波の反響を測定して
内部の見えない傷を見つける検査)を溶接部分全てについて、現場で同様の検査を溶接部分の一部
−大体15%程度について実施します。まずこれを業者に提出するよう求めるべきかと思います。
なお、役所の完了検査を受け、検査済証が発行されている建物なら役所にも記録が残っているはず
です。
 ただ、溶接の不良はどちらかというとレアケースですし、ここに不良があった場合床の揺れや
振動もひどくなるため、この事例では「もしかしたら溶接が悪いのかもしれない」程度と考えて
ください。

 あと余談ですが、将来3階建てに増築する予定であれば建物の確認申請の複本と建築工事
の検査済証は必ず業者から受け取って大切に保管して置いてください。これがないと最悪
増築時に確認申請を受け付けてくれなくなります。


>地盤調査の件ですが、500mほど離れたところに中学校があり、周辺地図の地質データと合わせ、
>その中学校を建てた時の地質データをもとに(もうこれ以上掘っても変わらないということで)この
>ような基礎の設計になったと聞いていますが。

 揺れの問題とは関係は薄いかもしれませんがこのやり方はよくないです。PHC杭を確実に支持層に
到達させるためには、敷地内で支持層+3〜5mは掘削しその部分の土のサンプルを採取しておき、杭
の施工時に埋め込む穴から支持層と同じ土がでてくるのを確認する必要があります。しかし、近隣
のボーリングデータを参考にするのではこのような確認が取れません。また、隣地ならともかく500m
も離れた位置のデータでは支持層の深さが大きく変わってしまう危険もあります。
 建物近隣のボーリング調査結果などのデータは、調査計画や基礎の設計に有益な情報ですが、
これを頼りに設計するのはちょっと疑問です。

 あとこれはきわめて個人的な意見で欠陥とは全然関係ないのですが、軒高9〜11m程度の
鉄骨3階建ての建物の基礎に45mもの杭を使用するのが果たして正しい設計かという疑問
があります。おそらく杭の施工だけで1千万円は軽く越しているものと思われます。おそ
らく教えてさんの家の周辺は地盤の軟弱な地域で支持層がきわめて深いかと存じますが、
それでもほかに手が無かったのかと疑問を禁じ得ません。


 それでわ、あまりお役に立てていないかもしれませんが・・・

Re: 重量鉄骨のゆれ 投稿者:相談者

返事が遅くなってすみません。お答え頂いたことを参考に、少し設計士と話してみようと思います。また、何かわからないことがあったら、その時は、よろしくお願いします。

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