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メーカー側指定業者によるひび割れ調査報告書を受け取りました。何かお気づきの点がありましたらご指摘の程お願い致します。
調査結果をいただきました 投稿者:相談者No,1759

いつもお世話になっております。基礎のひび割れでたびたび投稿させていただいておりますが、先日メーカー側指定業者によるひび割れ調査報告書を受け取りました。下記に列記させていただきますが、何かお気づきの点がありましたらご指摘の程お願い致します。

1.ひび割れ調査の結果
 垂直ひび割れは目視で各面に10本以上認められた。(基礎の外周で合計45、基礎1m毎に1.18本ある計算になります。)幅は0.06〜0.25mm、深さは22mm〜68mm
 水平ひび割れは基礎天端付近に不連続なひび割れが認められた。(0.20〜0.5mm)深さは測定不可能。一部欠損部による調査では深さ5mm測定。
2.配筋調査
 基礎スターラップの平均間隔は295mmで設計どおりに配筋されていると判断される。
 開口部の補強筋は有り
 被り厚については記述なし。(問題なしの回答のみあり)
3.コンクリート強度について
 コンクリート強度は設計強度を上回っており、強度バラツキについては記述なし。(データはあります)
4.レベル測定の結果
 東西南北方向ともに傾斜傾向は認められず。通常の施工誤差範囲内とのこと。
5.収縮クラックと判断した理由
 ●ヒビ割れ発生の原因
 ●ヒビ割れのパターンによる分類
 ●ひびわれの設計図書などによる分類
 ●ひび割れの配合による分類
 ●コンクリート打ち込み時の気象条件による分類
これらに共通する事項がコンクリートの収縮乾燥のために、垂直ひび割れについてはコンクリートの乾燥収縮が主な原因と推定できる。

 以上が報告書の内容です。クラックの幅につきましては私が測定した値とは違っております。
 ひび割れは鉄筋まで達しているものもあり、連続布基礎のために内部基礎の状況は床下点検口から入り目視確認した2箇所のみで判断されております。又、水平ヒビ割れにつきましては、一部欠損のコンクリートかけらで表層ひび割れと判断されており心配です。

Re: 調査結果をいただきました 投稿者:ina

お久しぶりです。
さて以下は調査結果についての私見です。
1.ひび割れ調査の結果
壁等と違い基礎の場合、両端が拘束されていないので難しいのですが、ざっと見たところ本数と亀裂幅は収縮率から考えて、乾燥収縮によって起こり得る程度のように思われます。(但し亀裂の測定幅が違うとの事ですが、倍以上違えば又別ですが。。)
2.配筋調査
被り厚不足はひび割れの大きな原因の1つです。但し、普通でも立ちあがりの被り厚4p以上(基準法)を確保するのは非常に厳しいのが現状です。しかし、これは耐久性能上の問題で、ひび割れの原因からすれば3p以上確保されていればひび割れの主な原因から除外しても良いと思いますが。。いずれにしても配筋調査したのですから被り厚だけ測定値を示さないのは疑問ですね。
3.コンクリート強度
強度が確保されていればまず安心ですが、データを見てあまりバラツキが大きいとコンクリートの品質管理上適切な施工がなされていない可能性(打設方法や養生など)があり、これが、ひび割れの原因となる場合もあります。(以前には設計の倍以上の強度が一部で出ている事があり、逆に施工管理の問題が指摘されたことがありました)
4.レベル測定
どの程度を施工誤差としているのでしょうか?標準的には±5o以内といったところでしょうか。
基礎に陸墨(水平を示す線)を打ていませんか?これに対して、少なくとも四隅とその中間点で考えて、一辺(この場合両端とその中央の3点で2つの測定区間になります)の測定区間ごとの傾斜角の差(変形角)が1/1000以上有る場合はひび割れの原因になります。
(仮に1辺が10mだった場合、3点の高低差が「0-3-0」「5-0-0」「0-0-5」(単位o 区間5m)となると変形角は1/1000になります)
5.判断理由
各項目についての詳細が分かりませんが、一般的な判断項目です。

設計上のひび割れの許容幅は通常0.3oと考えますので、ひび割れ幅の測定結果に大きな相違が無ければ構造上問題となるようなひび割れでは無いと思います。収縮クラックでも貫通する場合がありますので、ひび割れの深さは対策を考える上で問題になるべき事柄と思います。水平ひび割れは基礎躯体と天端均しの部分なら問題無いと思いますが、基礎躯体のひび割れだとちょっと疑問です。
以上多少、引っかかる部分は有りますが(突っつき出せばキリが無い部分は有りますから、しかた無いのかも知れませんが。。。)乾燥収縮によるひび割れとの結果はそれほど無理のあるものとは思えません。
ただし、原因はともあれ、極力このような不具合は発生させないような設計及び施工上の配慮は必要なわけで、その点につき施工者は十分な修復等の対応を行うべきと思います。

Re: 補足 投稿者:ina

↑の補足です。
ひび割れの原因は乾燥収縮と思われ直ちに構造的に問題となる原因とは思われませんが、かといってひび割れの本数は一般に比べて非常に多いです。養生が適切でなかった等が考えられます。「収縮クラック=問題なし」ではなく、十分な対策を協議してください。

基礎内部にひび割れを発見しました 投稿者:相談者

inaさん
 毎回アドバイスありがとうございます。
 被り厚についてですが、被り厚については測定しておりません。どのように測定できるものなのでしょうか?配筋調査で測定できるものなのでしょうか?なぜかメーカー側からのヒアリングより問題がなかったとの報告で、問題無しの結果に落ち着いているようです。
 そしてレベル測定調査なのですが、光学式レベル計なるものを使用して測定したためにinaさんが説明されたような測定をしておりません。データを見た限りでは傾きは最大で3mmとなっております。素人質問なのですが、光学式レベル計で測定した時に”?測量バー?”(なんて言うのかわかりません。メモリの入っている長さ1.2m位の棒)を使用しましたが、こちらを出窓の下辺に当てて測定したり、サッシと水平になるようにして測定しておりましたが、例えばサッシがゆがんでいても大丈夫なのですよね??
 最後になりましたが、先日床下点検口より目視が可能な一部の基礎内部を確認しましたところ、報告書では内部基礎にひび割れは見当たらないと記述されておりましたが、実際は目視(しかも点検口より覗いた限り)だけで数本発見しました。水平のレベラーひび割れはもちろんあちらこちらにありました。
 報告書の信憑性が問われる出来事だと思われます。そして全ての箇所を点検できない(連続布基礎)こともあり不安で仕方がありません。明日にでも点検口より入り、見える部分だけでもライト持参で見てくるつもりでおります。

Re: 調査結果をいただきました 投稿者:ina

被り厚
通常、配筋調査では被厚も一緒に測定します。(胎児の映像を見たことがありますか?あんな映像で鉄筋位置を測定します。ですから深さも同時に分かります)
レベル
建物(上部構造)を測ったようですね。出来れば基礎天端(上が出来ると中々測れませんが)や少なくとも基礎に近い床等の測定のほうが精度は良かったかも知れません。しかし当然サッシやその他も水平を出して施工しているので適当な結果と思われますが。。。

専門の調査会社が測定したのであれば、結果自体にはある程度信頼性はあると思いますが。。
専門業者といってもユーザーが思うほど詳細?には調査しないことも多いです。原因を究明するための判断は、必ずしも詳細な全ての損傷を把握する必要としない場合もありますから。。良心的であるかとは別問題です。
しかし、その専門業者がどうかはわかりませんが。

基礎ひび割れ調査結果について 投稿者:相談者

inaさん 色々とありがとうございました。
被り厚については、業者に問い合わせてみます。
今回の調査業者の報告書でメーカー側の対応が決まってしまうので少々ナーバスになりすぎていることは自分でも認めております。ましてや業者がメーカー側手配なので余計に疑心暗鬼になっております。
現在、メーカー側から何の連絡もなく、新たに内部にひび割れ箇所が見つかったためか、沈黙の日々です。( 実際は期末で忙しかったようですが。)今後、補修方法等についての話し合いに入っていくと思われますが、何か不審点等が出てきましたら再び投稿させていただきたいと思っております。そのときはご教授よろしくお願い致します。
ありがとうございました。

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